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それでもボクはやってない
それでもボクはやってない スタンダード・エディションそれでもボクはやってない スタンダード・エディション
(2007/08/10)
加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司

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おっそろしい、お話です。
もー、徹頭徹尾、恐怖の連続でした。
あまり、裁判というものに現実感を感じていなかったのですが、これを観てとっても恐ろしくなってしまいました。

作品のタイトルから冤罪の恐ろしさを連想しますが、罪状の認定そのものよりも、公権力の強大さと個人の脆弱さの対比、こっちの方がよっぽど恐ろしかったです。

人は安全に安心して暮らしていけるために公権力というものを社会を通して生み出したわけですが、その公権力の正当性、適正の担保はまったくとられていません。
まるで猛獣使いのように自分には牙を向けられないと安心してはいるのですが、果たしてそうなのでしょうか?
私たちが社会で飼っている公権力という「力」は常に私たちの忠実な僕であるのでしょうか?
「力」が己の存在そのものを目的にした時に、従属の箍は外れてしまいます。
その時、私たちに一体何ができるのか、とても強い問いかけがあったように思えます。

私にとっては、背筋も凍りそうに恐ろしい作品でした。
あー、くわばら、くわばら。。。

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